日本人とご先祖祀り
日本人は古くから、人は亡くなってもその魂はこの世の中にとどまりいつも子孫を見守ってくれる存在だと考えてきました。ですので日本人はご先祖様をお祀りするのです。
本来仏教ではご先祖をお祀りする考えはありませんでした。
しかし日本の仏教徒も仏壇を通してご先祖供養をしています。
これは日本の仏教が日本人の祖先に対する考え方の影響を受けたからだと言われています。
亡くなった人の魂は祖霊として霊璽に宿りますが、地域によっては大地を見下ろす山や海の彼方に留まっていると考えるところもあり、正月やお盆の時期に子孫の元に交流に訪れると考えられています。今日の仏教のお盆の行事も古来の日本人の祖霊に基づく考え方の影響を受けているようです。