お宮(社・やしろ)の種類
神棚にまつるお宮(社)には、以下の種類があります。 お宮の種類によってお祀りする神様が違います。一社宮(いっしゃみや)
一枚扉の小さな社です。お祀りする神様を1つに限定されている場合、もしくは、スペース的に余裕のない方が複数の御札(神札)を重ねてお納めしお祀りする場合に使用するお宮です。複数の御札(神札)を納める場合は手前から位の高い順に納めます。
一社宮(両屋根・りょうやね)
通常の一社宮は前方だけに屋根が伸びる片屋根タイプですが、この両屋根タイプは後方にも屋根を付け、
- 千木(ちぎ)…屋根の両端にある上に突き出た長い木材
- 勝男木(かつおぎ)…屋根の上に飾られた横並びの丸太
- 脇障子(わきしょうじ)…胴の両脇につく板
の装飾を施した本格派のお宮です。
神明宮(しんめいみや)
一社宮タイプの最上品で、御札(神札)が入れやすい様に屋根が胴から取り外しができ(金具付は除く)
- 千木(ちぎ)…屋根の両端にある上に突き出た長い木材
- 勝男木(かつおぎ)…屋根の上に飾られた横並びの丸太
- 脇障子(わきしょうじ)…胴の両脇につく板
- 高欄(こうらん)…手摺や階段
という正式なパーツ(装飾)が付いたお宮です。屋内にてお稲荷様などをお祀りする際にも使用されます。
三社宮(さんしゃみや)
神棚を設ける際に一番よく使用されるタイプで、国(天照皇大神宮・天照大御神)・土地(産土神・氏神様)・心(崇敬する神様)の3種類の御札(神札)を並べてお祀り出来るお宮です。装飾はもちろん、屋根の取り外しもでき(片屋根は除く)御札(神札)の出し入れにも万全です。
神明宮・三社宮<廻縁屋根(まわしぶちやね)
通常のお宮は薄い板の屋根(板屋根)であるのに対して、この商品はお宮の屋根に厚みをもたせ縁取りを施したもので、上級品となります。
神明宮・三社宮<丸屋根(まるやね)
伊勢の茅葺をイメージした丸みのある屋根を持ち、装飾にもこだわった商品で、特上品となります。
神明宮・三社宮<丸屋根束立(つかたて)
茅葺イメージの丸みのある屋根はもちろん、お宮の土台まわり等すべての装飾にこだわった商品で、この上ない特級品となります。
箱宮(はこみや)
神殿がお堂の中に納まったデザインの三社宮で、屋根付きのお宮と比べると略式となりますが、背丈が低めに出来ていますので高さに制限のある場合には最適です。
荒神宮(こうじんみや)
荒神様は、汚れやすい環境の台所付近でお祀りする為、お取替えし易い様に価格をおさえた理想のお宮です。 もちろん通常の神様をお祀りする為にご使用いただけますので入門用としてお使い下さい。
厨子宮(ずしみや)
御札(神札)以外の形をした御神体となるお姿や御幣の付いた勧請板などをお祀りするためのお宮です。
大黒宮(だいこくみや)
恵比寿さま・大黒さまを神棚でお祀りする場合に使用するお宮です。
札宮(ふだみや)
背の高い木で出来た御札などをお祀りするためのお宮です。